お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
ほう・れん・そう (第1期LiSA業務報告から その6)
2008年04月13日 (日) | 編集 |
もできりこです。本日4本目のエントリーです。(けっして、暇なわけじゃありませんってばっ!!)

世間では、たぶん新人研修まっさかり。で、どこの会社、職場でも最初に「ほう・れん・そうは仕事の基本」とか教わるんだろうなぁ・・・と想像します。
 #ホウレンソウとは、報告・連絡・相談のことで、業務を円滑に遂行するために基本の態度だと教ります。
 #しかし、大学図書館にいきなり就職すると、こういうことはなぜか教わりません。
 #で、私は、この言葉の略し方がいまひとつ好きではありません。
 #好きではないですが、言わんとすることは、理解できるつもりです・・・


挨拶や職員の方々への態度はもちろん、業務の実施にあたり「ホウ・レン・ソウ」を積極的に行うといった基本の重要性を実感した。そして、仕事に責任をもつというのはそういったことをきちんとやっていくことであると思う。

LiSAをスタートするにあたり、最初のオリエンテーションで「仕事をする上で何が大事かということもお伝えしたい」とか申しましたけど、よもや、こういう感想がいただけるとは思ってもいませんでした。すばらしい!!
こんなことを学部1年生に言われては、うちのスタッフの方がたじたじでしょう。(^^)

しかし、実際問題、ホウもレンもソウもまったくあがってこないということがあります。(ありました。)
私は死活問題だと思うのですけど、なぜか図書館という職場はこんなことでいきなりつぶれたりはしません。きっと地力が強いのでしょう。しかし、そんなことを続けてると、職場としての根太が腐敗していくような気がします。

あるいは、そんなことまでいちいちお伺いをたてるなよぉ。自分で判断して処理してよぉ~ということがあがってくることもあります。(ありました。)

加減というのは難しいものです。仕事していて「気が利く」とか「センスがいい」というのはこういう加減がうまい人のことを指すのでしょう。
そして、「ホウもレンもソウも」、部下から上司への一方方向のものではなく、上司から部下へのものでもありますから、ちょっとばかりポストが上に上がったからと言って、油断しててはいけないのです。

そもそも職場における「ホウもレンもソウも」は、お互いの思いやりに基づくものです。朝夕の挨拶と同じく、決して、規則だからやるってものじゃないだろうなぁと考えます。
でも、やっぱり新人研修の最初は、「ほうれんそうは忘れるな!」とかから始まるんでしょうね。


黙ってるままでは変わらない (第1期LiSA業務報告から その5)
2008年04月13日 (日) | 編集 |
大学図書館員向けの研修会などで講師させていただく機会があり、そこで他大学の職員の方とお目にかかるチャンスも多いのですが、懇親会などでお話しすると若手の女性職員さんはほぼ全員と言っていいほど、同じことをぼやきます。
「職場で新しいこととか、変えたいこととか提案したくても、誰も聞いてくれないし、そもそもそういうことを言える場がないんです」


入学当初からLiSAとして活動を始めるまで、正直お茶大の図書館にそれほどの期待は寄せていませんでした。(中略)「こうだったらいいのに・・・」と自分の胸に留めておいてはただ不満のままであり、そこから何の発展も見込めません。しかし、不満は同時にその状況の改善につながる最大のチャンスであることを感じました。

ビジネス書にそのまま使えそうな文章を書いていただきました。
わずか4ヶ月弱(時間にして50時間)のかかわりの中で、こういう感想を持っていただけたことにとても感激しています。

実際の職場においては、「不平不満を改善につなげる場」が作られていないということも現実かも知れません。
かつて、私も職場で「言いたいことがあれば自由に言ってよい」と(上司が)言うもんですので、素直に言ったら怒られたことがあります・・・・

で、もし、幸いにして「不平不満を改善につなげる場」があるとしたら、それを最大限活かして、上手に不平不満を言う技量を伸ばすことに注力することです。
同じことを言っていても、多くの人が好意的に聞いてくれる発言と、逆に否定的にとらえられる発言があります。論理的かつ本気で発言するというのは案外難しいもので、これもテクニックだと思います。

もし、不幸にして「不平不満を改善につなげる場」がない職場だとしたら、もうこれは、自分が職場をそこそこ仕切れるようにポストアップを目指すしかないんじゃないでしょうか?
そして、自分がそういう立場になったときは、「まったくもぉ、いまどきの若いのは勝手なことばかり言って!!(><)」とか思わず、昔の生意気だった自分のことを忘れず、聞く耳をもつ大人になることでしょう。えらく長い計画ですが、そうでもしなきゃ、凝り固まった職場というのは変われません。

さて、お茶大図書館では、先日「図書館へのご意見箱」を一新しました。小さな改善ですので、お目にとまりにくいかもしれませんが、不平不満の声を集める努力に限りはないと、職員一同思っています。
LiSAを離れられても、どんどん不平不満の声をお寄せください。(^^)






職場としての大学図書館 (第1期LiSA業務報告から その4)
2008年04月13日 (日) | 編集 |
もできりこです。

お茶大は保育園から大学院までが一つのキャンパスにありますので、時々、幼稚園児たちが私のデスクの後ろで庭のミカンを取ろうと大騒ぎしてたりします。
思わず「その元気さとチームワークを将来図書館界で活かさない!?」とスカウトしたいなっ!と言ったら、近くにいたHさんに「青田買いにもほどがある」とたしなめられました・・・


今までどちらかというと公共図書館や専門図書館の仕事に興味があったのですが、LiSAの業務を通して大学図書館の仕事にも興味が湧いてきました。

このように言っていただき、嬉しいです!ありがとうございます!!

考えてみれば、幼いときからなんとなく「図書館で働きたいな」と思っている人は多いと思いますが、その選択肢に「大学図書館」が入るのは、大学図書館という存在を知り、そこで働く人がいることを知ってからになりますね。
そういう意味では、人材獲得競争において、図書館界の中でも大学図書館業界は不利な立場にあります。

で、図書館で働きたいなぁ・・・と考えてきた人が大学生になって「大学図書館もありかも!?」と思ってくれるかどうかは、在学した大学の図書館のありように責任があることになります。

やる気のある、優秀な後輩が欲しいと思うのは誰もが考えることです。

つまり、私たち(大学図書館職員)は、利用者である学生にとって魅力的な大学図書館を運用するとともに、将来、自分の跡継ぎになってくれるかもしれない学生から見て「魅力的な大学図書館員」であらねばいけないわけです。

以上のようなことから、大学図書館にお勤めの同業者のみなさま。日々、辛いことも多々あるとは思いますけど、暗ーーい顔して働くのはやめて、明るく、元気に、理知的に、そして、麗しく働きましょうね(^^)

人に説明するのは難しい (第1期LiSA業務報告から その3)
2008年04月13日 (日) | 編集 |
もできりこです。
今回のエントリーは「どの作業にも意味はある」についてです。
私の書込みは、半分、趣味のように思われているかも知れませんが(^^;、これでも、深慮遠謀があるのです。


どのお仕事も、作業をする前に、この仕事は何のためにするのか。それは本が開架図書になるまでの流れのどこに位置するものなのか。など細かく説明してもらいました。

基本的に仕事(作業)というものは、人に教えてやってもらうより、自分でやるほうが100倍も楽なもんです。でも、それをしている限り成長はありません。
なので、年長さんになると、自分がやりたいところをぐっと堪えて、人に仕事をやらせて、そのデキをチェックして、完成させるというのが仕事のスタイルになりますが、これがまったく胃潰瘍になるのでは!?と思うほどストレスがたまります。(^^;でも、これがうまく回りだすと、自分がやるより3倍、5倍で仕事が回るので、それを感じることは非常な快感です。こういう快感がなきゃ、上司稼業なんて、やってられません。
そして、自分の新人時代を振り返り、当時の上司の苦労を今更ながら思ったりするわけです。時代は繰り返すということです。

新人時代 → ちょっと仕事になれてきた時代 → 後輩を持った時代 → 上司になった時代 → ベテラン時代・・・と職場での自分の立ち位置はどんどん変わってきますが、幸か不幸か少人数の職場では、ずぅーーーーーと「職場で自分がいちばん年下時代」が長く続く人がいます。楽と言えば楽ですが、不幸といえばこれほどの不幸はないです。

LiSAプログラムの開始にあたって、私が企んだことは「まだまだ自分は教わる立場」と思っているかもしれないうちの係員さんたちに(しかし、大学図書館なんかに勤めていると10年たっても若手スタッフと思われてますけど、普通の職場なら超ベテランと呼ばれるんじゃないかしら?)
「人に仕事をやってもらうこと」の難しさを経験して、その困難さを乗り越えて欲しいということがありました。

図書館の仕事のひとつひとつは、「ラベル貼って」「本を並べて」「このデータを順番に入力して」と限りなく作業として説明もできちゃいますけど、それじゃ、やってる方も仕事のモチベーションが出ません。
どんなに単純な仕事でも「最終目標」とその目標にいたるまでの「どこの過程」をやっているのかを、きちんと人に説明できるということが、ポイントでしょう。

人に説明できるってことは、自分がきちんと理解しているってことですね。
LiSAのみなさんに仕事内容を説明することで、お茶大のスタッフが自分の仕事の意味をきちんと捕らえなおす機会になったのだとしたら、これぞ一石二鳥というものです。(^^)