お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
附属高校の特別授業 "図書館を活用した探究の仕方"
2016年03月28日 (月) | 編集 |
みなさま、こんにちは。図書・情報課のもりです。

少し前のことになりますが、お茶大附属高校の1年生の皆さんを対象に、「「持続可能な社会の探究Ⅰ」を(より)楽しむための大学図書館活用術」と題してお話をさせていただきました。
レクチャーの様子

このことを附属高校のホームページに掲載していただいたので、遅ればせながらLiSAブログのほうでもご紹介します(長文です)。

お茶大附属高校は、文部科学省のSGH(Super Global Highschool)の指定を受けていて、テーマは「女性の力をもっと世界に ~目指せ未来のグローバル・リーダー~」です。これは、大学のほうの目標とも一致しています。

その取り組みの一環で、2年生になると「持続可能な社会の探究Ⅰ」という授業の中で、さまざまなテーマから課題を見つけ出し、その解決を図るための調査・研究を行ない、最終的には論文の形に仕上げることが求められます。
今回は、その授業が始まる前、1年生のうちに、図書館の活用術を身に付けてもらうことを目的に実施することになりました。依頼をいただいたときは、とても嬉しく、そして責任重大だと背筋が伸びる思いでした。

全1年生120名を2回に分けて60名ずつで実施したのですが、まず教室の熱気と集中力がすごかったです。
最初に、「大学図書館使っていますか?」「本を借りたことがありますか?」「OPAC使ったことありますか?」と問いかけてみたら、けっこうな割合で手が挙がります。
意識の高い彼女たちに対して、単に図書館の使い方やOPACの操作方法の説明をするだけではもったいない。私も心地よい緊張感を味わいながら、少しでも皆さんの探究が「より深く、より楽しくなるようなお話をしたい!」と思ってがんばりました。

アンケートでは、
今までOPAC検索はしていたが電子ブックや昔の新聞記事を見られることは知らなかった。使ってみようと思う。
イメージマップをつくることは情報を十分集めるために大切だと思った。
正確な情報から考え分析するのが大切。今までネットで調べて参考にしていたが、正確で情報元がはっきりしている『本』を用いることが有効だと思った。
といった声が寄せられました。
これからの探究活動で、実際に使っていただいたとき期待に応えられるよう、更なる環境整備も進めて行きたいものです。

実は、直前に事例報告をした日本図書館協会のセミナーで、課題の掘り下げ、自分なりの問いを作る手段として、「イメージマップ」を使ってみたら?という示唆をいただいたので、さっそく取り入れてみたのです。それが印象に残った生徒さんが複数いたようで、嬉しく思いました。

事前に担当の先生といろいろな意見交換をしたり、授業のテキストを見せていただき、「高校での学びは変わりつつあるのだな」、と実感しました。
こうしたアクティブラーニングに本気で取組むのは、生徒さんも、先生方もとても大変だと思います。でも、「知識蓄積型」から「知識生産型」への教育の転換が起こることは、きっと社会を良くしていく原動力になると思うし、大学入試のあり方が変われば、もっともっと高校教育は変わっていくだろうという手ごたえを感じて、ワクワクした気持ちになりました。

おりしも、中央教育審議会の答申「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」(平成26年12月)を受け、2020年から従来の入試センター試験に代わる新しい入試に切替えるべく、検討が進んでいます(次の答申は、平成28年3月に出るそうです)。
追記:
高大接続システム改革会議「最終報告」の公表について(平成28年3月31日)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/033/toushin/1369233.htm

このような大きな変革の時代を先取りして、お茶大が取組む新フンボルト入試への注目度は、とても高くなっています。
そんな中で、「図書館入試」に向けて、図書館として万全の準備を進めていかねばと、決意を新たにしたのでした。
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