お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
私のお仕事(NACSIS-CAT登録1億件突破記念講演会を振り返る)
2009年02月27日 (金) | 編集 |
皆様はじめまして。
入社3ヶ月目のフレッシュはまざきです。
遡ること3週間、はじめての「お出かけ」に参りました。
ブログに書くぞっ!と意気込んでの参加だったのですが、何をどのように書こうか・・・考えているうちに時間は経ってしまいました。

あ、NACSIS-CAT登録1億件突破記念講演会の話なんです。
TLが○年間も力を尽くしてこられたNACSIS-CAT(はじめの一歩参照)ですが、
フレッシュはまざきはフレッシュ過ぎてNACSIS-CATの何たるかもよくわからないまま
講演会に参加しました。

しかしその後の3週間で、文献複写受付のお仕事を覚えたフレッシュはまざき、
やっとNACSIS-CATの有り難みを実感し始めたので、今回は私のお仕事紹介も兼ねて
先日の講演会を振り返ってみたいと思います。


まずは文献複写受付とはどんなお仕事かをご説明しましょう。
文字にしてしまえば簡単なことです。

・他大の図書館からの依頼で
・お茶大図書館にある本や雑誌の一部をコピーし、
・郵送します。

でもでも、

・他大の図書館は、見たい本や雑誌がお茶大にあることをどうやって知るのか?
・「本または雑誌のここをコピーしてほしい」という依頼はどのように来るのか?
・コピーの代金はどのようにして支払うのか?(1件1件振込が発生しては面倒ではない
か)

などなど、簡単にはいかなそうに思える部分がありますよね。
実はこれらを一手に引き受けているのが、NACSIS-CATなんですよ!

つまりNACSIS-CATは、

・見たい本や雑誌を、どこの図書館が持っているか調べることができる(Webcat)
・図書館同士をつなげ、情報のやりとりができるネットワークをもつ(ILL)
・データを蓄積し、統計や、料金をまとめる計算ができる

という、すごいシステムなのです!


講演の中では、NACSIS-CATを「本の戸籍簿」と表現した方がいらっしゃいました。
本の住所(どこの図書館の所蔵なのか)や、出生の秘密(書誌情報の変遷など)が
すぐにわかるところは、「戸籍簿」という表現にぴったりだと思います。
でもNACSIS-CATが生まれるには大変な苦労があったようで、講演会の前半2つの講演では、
壮大な「NACSIS-CAT創世記」を聞かせていただきました。
(論題・講演資料についてはこちらをご覧ください)



遠山氏の講演で初めて、NACSIS-CATは文部科学省(国)と図書館の壮大な協働作業であることに
気付かされたフレッシュはまざき。テレビで騒がれる官僚と政治家の攻防に思いを馳せます。
NACSIS-CATの構想を「よくわからない」と言った政治家に、ポンチ絵を描いて再度解説し、
必要性を納得させたエピソードは、遠山氏の穏やかな語り口よりももっとずっと大変なお仕事だったのではないでしょうか。
また雨森氏の講演では、NACSIS-CAT創設にどれだけの人の力が注がれたか、担当者のお名前を出して語られ、どんな仕事でもやはり「人」こそが財産なのだなあ、としみじみ思いました。
特に”1億件突破=1億回の入力作業”との表現は、地道な目録入力作業を続けるすべての図書館職員へ向けてのねぎらいに思え、フレッシュはまざきはすっかり感動してしまったのです。


後半2つの講演では、現在の状況と未来への展望についてのお話があり、特にNACSIS-CATの昔も今も知っている石井氏のお話で、複写受付のお仕事の向こう側、依頼元担当者の姿を垣間見たような気持ちになりました。
私がお茶大図書館で働くずっと前から、たくさんの人がたくさんの研究者のために働いてきたのだなあと、フレッシュはまざきの脳裏をお茶大生の皆さんの顔がよぎっていきました。
NACSIS-CATのすごいところは、コンテンツの充実(戸籍の整備)だけでなく、このようなネットワークも一緒に発達してきたことだそうです。
本がどこにあるかはわかったのに全然手が届かない、という状況は悲しすぎますものね。
ILLのシステムを通して、簡単に複写依頼や情報のやりとりができる現在の状況。このまま輪が広がっていけば、誰にも必要とされない本などない!と言い切れる時代がやってきそうで、ワクワクしてしまいます。


研究者としての大きな目標に向け、論文をお探しの学生や研究者の皆さん!
OPAC検索で見つからなかったからと言って、諦めないでください。
貴方とその本を引き合わせるために、NACSIS-CATにその本を登録した担当者がいるかもしれませんよ。
(その人が働く姿が思い浮かびませんか?)

そして、その出会いを実現させるのが、私の大事な仕事です!
お茶大生の研究のため、他大の研究者のため、文献複写を受付まくりますよ!!
これからも情報サービス係、フレッシュはまざきの奮闘にご期待ください!!!

以上、なんだか熱くなってしまったフレッシュはまざきでした。
(今度の4月に新しく入社される方がいらっしゃる予定なので、フレッシュでいられるのもあと少しです・・・)
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