お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
教育の場としての大学図書館も実践中・・・
2010年02月19日 (金) | 編集 |
もできりこです。こんにちわ。
たぶん、来週も日中はブログ書く時間などとれそうもないので、
前週・夜中の超予約投稿です。

さて、13日の読売新聞の教育面「教育ルネサンス」の『楽しい図書館』連載の第8回目に
お茶の水女子大学附属図書館のことを大きく取り上げていただいたことは、前の記事に書いたとおりです。

この記事では、これまでのような(って大学図書館関係者にとっては、何年前の話しだ?と思わないでもないですが)「本を借りるだけ、本を読むだけ」ではない学生の図書館利用の多様化、あるいはそれを引き出すための大学図書館側の工夫やチャレンジレンジ精神について書いていただきました。

大学図書館側の工夫、チャレンジということでいえば、
もうひとつ、「教育の場としての大学図書館」についても、わたし(たち)はなんか言いたい(はず)。

しかし、
「大学図書館が教育の場になりえる」と図書館員が言うても、「はぁ?」とキョトンとされること多くありませんか?

こういうときに思い出されるのが、
『できないことを証明することは、できることを証明することの何倍も難しい』という言葉です。
私はこの言葉を聞いたとき、
「この人の前で『できない』などと口走るのは絶対すまい」という決意と同時に、
 #だって、数学の先生相手に、『できない』証明なんか、それこそぜったいできない。
「ということは、できることを証明するのは、そう難しくないってことなんじゃないの?」とも思いました。
 #ここに条件として、いつでも、どんな人でも、どんな状態でも・・・とひっつくと非常にややこしいけど。

お茶大図書館でのひとつの例として、以下、ご紹介します。
同業者の方で、「はぁ?」とキョトンとされ、それでも何か言いたいときに、使えるようならどうぞお使いください。

なお、今回のソースは、お茶大の現代GPからいただきました。
詳しくは、現代GPのホームページ事業実施報告Archive
(http://sec.cf.ocha.ac.jp/cagp/curriculum/090414-0721_presentation.html)をご覧ください。

授業は、2009年4月から半期にわたり、行われたプレゼンテーションの講義です。
この講義では、コミュニケーションの諸側面(論理力、発想力、批判的思考力など)についての講義とプレゼンテーションなどの実習を通じ、それらのスキル習得と向上を目標に掲げられています。

ということで、まずは教室で講義が行われます。これはよくある風景ですね。
なお、欠席者が多いのではなく、少人数教育を基本とするお茶大では、これぐらいの人数が普通なのです。
09presentation03.jpg

プレゼンのための準備、パワーポイント作成演習は、図書館内のラーニング・コモンズで行われます。
狭いのは狭いのですが、教室を出て図書館でやることに意味があると講師の池田まさみ先生はおしゃってました。
09presentation08.jpg

そして、最終発表は、図書館内のキャリアカフェが舞台です。
授業なんですが、閉じた教室内ではなく、やはり教室を出て図書館でやることに意味があると池田まさみ先生はおしゃってました。
09presentation10.jpg

※以上、3点の写真は、現代GPから提供いただきました。

先日のハイチ「ハイチ大地震支援プロジェクト」のときも思ったのですが、
とっさにフットワーク軽く、教員や学生に場所を提供できるってのは、
大学図書館として大事な機能なんではないかと、
とくに本学のように小規模で、常に場所に困っている大学では、そう実感します。
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コメント
この記事へのコメント
大学図書館も教育の場
私が学生の頃(お茶大に限らず、その前に居た大学も含めて)には
確かに図書館は文字通り「本を借りる場所」だったのに、
今のお茶大で「図書館が教育の場としての機能を持つ」ことに何の不思議も感じていない、そういう自分に気づいてちょっと面白いなぁと思いました。

お茶大図書館の小さい容量の中に「ラーニングコモンズ」「キャリアカフェ」といった
いわゆる「図書館=本の貸出」ではないスペースを捻出したことが、
新たに無限の可能性をもたらしたと思います。
単に「本の貸し借りとは関係のない機能」を追加したのではなく、
その場が「大学図書館」にあるからこそ学生が集い、知的交流や情報発信ができるんですよね。
そういう先見の明でもって、このような大改築を猛スピードで実行した図書館は、「できない、やらない」に対して「できる!」ことを明確に証明していると思うんです。

また一方で、図書館が得た新たな可能性を最大限に引き出すのは、学生さんたち自身の力。
公開講義の場としてだけではなく、最近何かと「キャリアカフェで○○をやってもいいですか?」というご用命を頂くたびに、学生さんの主体性がここ「キャリアカフェ」や「ラーニングコモンズ」で育つ喜びを実感しています。
もはや図書館は「教育の場」以外の何物でもありません。

図書館の機能の多様化が、利用者の意識も変える。
しかもそれが、お互いにポジティブフィードバックし合っている。
これは驚くべきことなのに、すとん!と受け入れられて、
今や、ずっと前からこうだったようにも思える心地よさ。
環境順応(?)とはオソロシイものです(笑)。
2010/02/22(月) 01:01:19 | URL | タムラ@現代GP #-[ 編集]
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