お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
しがさん、ありがとうございました!・・・「歴史資料」というお仕事
2014年01月29日 (水) | 編集 |
こんにちは。チームリーダーの森です。
1月もあっという間に残すところあと2日半。早いですね。

早いといえば、歴史資料館のアカデミック・アシスタント(AA)をされていた しがさん の送別茶話会からも、もう3日がたとうとしています。
shigasan-20140127.jpg


送別会のときに、「実は着任の際、東日本大震災の直後で引越しができず、少し遅れたんです」というお話を聞きました。そうか、そういう時期だったんだな・・・思いを馳せました。

ある出来事はその次の瞬間から過去になってゆき、今ここにある事務文書が、何十年かあとには歴史的な資料になっていく。
人の記憶と残された事物を、どう「歴史」として取り扱うのか。
お茶大にきてからの数ヶ月、しがさんといっしょにお仕事をする中で考えさせられることがたくさんありました。

しがさんが歴史資料館AAとして実施された展示は以下の3つです。(3年弱で3つというのがまたすごい!^^)


・「関東大震災とお茶の水女子大学本館-校舎焼失からの復興-」(2011)

・「東京と奈良 東西の女高師の交流」(2012)

・「日本初の女子大学生誕生100年 黒田チカと牧田らく」(2013)

関東大震災当時のことを振り返ることは時機にかなっていたし、東京と奈良は、ご自身の出身大学と現在の職場をつなぐ縁あってのものでした。

そして今年の「日本初の女子大学生100年」です。

しがさんが企画案を持ってきてくれたとき初めて、「日本の女子大学生が誕生してから、まだたった100年しか経っていない」という事実を知りました。

そして、「黒田チカと牧田らくは、同時に日本初の女子大学生となり勉学に励みながら、後にまったく違う生涯を送ったんです。お茶大には沢山の女性科学者がいますが、今回はその対比をしてみたいんです」と、目をキラキラさせながら語ってくれたことが忘れられません。

事実を年表にまとめたもの、残された言葉やエピソード、写真パネルの作成過程は、あたかもモノクロの写真に天然色が加わるように、「歴史上の人物」が「生きた人物」になっていくように感じられました。
展示を見る人にとってのわかりやすさや、伝えたいメッセージ性も追求しつつ、厳密に現物として残されている事実のみを取り上げなければという、葛藤もありました。

そんな私たちの日々の仕事も、いつか歴史になっていくのでしょうね。

お茶大は、2年後に140周年を迎えます。その準備に、着手することになりました。
そしてこれは、来る150周年への準備のスタートでもあります。
しがさんに教えていただいたことを大切にしながら、準備を進めて行きたいと思います。
これからも、いろいろ教えてください!




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コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でした!
インフルエンザで最後の日にご挨拶しそびれてしまいました…残念です。

志賀さんは、メインの企画展示の他にも、歴史資料館に眠っていた広開土王碑拓本の再発見とその後の展開が印象深いです。
http://archives.cf.ocha.ac.jp/info_takuhon_2012.html
こちらもアーカイブにできたらなあと思ってます。
2014/02/03(月) 17:07:00 | URL | やなぎだ #-[ 編集]
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