お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
Tokyo 女高師Collection
2013年04月25日 (木) | 編集 |
Musaのなかやまです。

只今、お茶大図書館ではTokyo 女高師Collectionを展示中です。

テーマは明治から大正・昭和にかけての女高師生のファッションです。
お茶大歴史資料館・図書館が所蔵している貴重な写真資料をパネルに用いました。
写真を通じてその当時の女高師生の流行や制服の変遷が感じられる展示です。
関連資料も一緒に展示されているので、眺めるだけでも、解説を読んでしっかり鑑賞してもお楽しみいただけます。
Tokyo 女高師Collection

Tokyo 女高師Collection②


私たちMusaもパネル解説に協力させていただきました!
(実はタイトルのアイディアやデザインも…)
通常の展示よりも砕けた内容…かも?

図書館キャリアカフェ手前の展示ケースにて開催中です。
どうぞお立ち寄りください!
花蝶図が帰館しました
2013年04月18日 (木) | 編集 |
 歴史資料館MUSAのいとうです。今回は歴史資料館所蔵の
「花蝶図」について紹介したいと思います。

 「花蝶図」は先日まで修復に出されていましたが、再び
歴史資料館に戻ってきました。この絵を所定の位置に収める前に、
じっくりと眺めることができました。

 まずこの絵は水洗いされ、以前とくらべて画面がより鮮明に
なりました。描かれた葉の緑青色がきれいになり、色がよく見え
ました。蝶の毛も一本一本が描かれていることがわかります。

 以上は絵そのものの修復ですが、絵の周囲に取り付けられている
枠の布も、金襴の布地に取り換えられました。

 「花蝶図」は現在歴史資料館に展示されていますので、機会が
あればご覧ください。

資料クリーニング
2013年03月12日 (火) | 編集 |
MuSAのなかやまです!
先日資料のクリーニング活動を行いました。

歴史資料館に寄贈される資料の中にはほこりをかぶってしまっているもの、もしやカビが…というものもあります。
一緒に保存する既存資料の状態維持のためにも、受け入れ資料の清掃が必要なのです!

どのように行うかというと…
①表面のほこり等の汚れを取り除く
エタノールをしみこませたペーパータオルを用いて資料の表面の汚れを取り除きます。
少し拭くだけで見違えるように色が変わるものも!
反対にペーパータオルを見るとこんなに汚れが…!と驚きます。
資料クリーニング①


②ほこり・カビを吸い取る
資料に付着したほこり・カビを専用のノズルを付けた掃除機で除去します。
資料クリーニング②


…ちなみに写真のような完全防備スタイルで挑みました(笑)

MuSAならではの貴重な体験でした!
修復スタジオ伝世舎さん見学
2013年03月05日 (火) | 編集 |
 こんにちは、MuSAのかみじょうです。
 現在、歴史資料館で飾られていた花蝶図は、伝世舎さんという修復スタジオの方に修復をお願いしています。
今回は伝世舎さんのご好意で修復スタジオを見学させていただけることになり、MuSA数名で行ってきました。

スタジオ伝世舎さん見学

 伝世舎さんは主に東洋絵画,書跡,典籍等の保存・修復や、保存のための調査並びにコンサルタントをなさっている修復スタジオです。看板が掲げられていたのは普通のアパートの一室だったのですが、ドアを開けてみるとたくさんの専門的な道具や材料にあふれていました。
写真は作業工程などの説明を受けているところです。

 約2時間の見学で最も心に残ったことは、「見えない所ほど丁寧に修復する」というお話でした。見た目だけをきれいにすれば良いのではなく、何十年先,何百年先も楽しめるように、絵画の裏側や額縁などの細部にまでとことんこだわっておられました。それは次の修復も見据えた作業でした。
 また、「美術品の劣化を止めることはできないが、修復作業によって緩やかに、状態良く劣化させることができる」というお話も印象的でした。

 これまで修復スタジオは“古い美術品を美しく甦らせる場所”というイメージでしたが、今回の訪問で“美術品に寄り添う優しいお医者さん”だと感じました。
今回の見学は、MuSAだからこそできた、本当に貴重な体験でした。
山形文化遺産防災ネットワークとパネル展示について
2013年02月04日 (月) | 編集 |
  MUSAのいとうです。久しぶりのMUSAブログとなりました。
今回は山形文化遺産防災ネットワークの活動と、お茶大図書館で
行っている展示について紹介したいと思います。

 山形文化遺産防災ネットワークは、平成20年(2008)1月に
結成された組織です。この組織は、災害で被害を受けた資料を被災地から
預かりクリーニングをして、資料をデータベース化し返却する活動を行って
います。これには山形の大学生も参加しています。平成23年(2011)の東日本大震災
の際にも活動しました。


 お茶大の大学資料は大正期の関東大震災を潜り抜けました。東日本大震災
からも今年で2年が経ちます。大学資料保護と災害からの文化遺産保護を関連させて、
現在お茶大図書館では山形文化遺産防災ネットワークの活動のパネル展示を行って
います。
 皆さんもご覧になってみて下さい。



 
 
お茶の水女子大学歴史探訪
2011年12月08日 (木) | 編集 |
MuSAのさかいです。
こんにちは。
今回はお茶大の歴史的秘宝とそれにまつわる話をご紹介します。
空襲から20年越しの靴と絵の縁の話です。


本学図書館には野菜がつまった四角い枠とそこからこぼれおちる3つのカリフラワーを描いた絵があります。
四角い枠は建物に、野菜は建物の中でひしめきあう大勢の人間のようにも見えてきます。また3つのカリフラワーの存在が枠が水平な地の上にあるのか、それとも宙に浮いているのかを曖昧にしています。

 この見る者の視覚を惑わす不思議な絵が存在する由縁は昭和47年に大学の守衛室を訪れた一人の中年の紳士の一万円にあります。
紳士曰く、昭和20年の大空襲の際、女高師の下駄箱から無断で運動靴を借りた。壱万円はそのお詫びの気持ちである。とのこと。
この一万円を基に当時の本学附属高校の教官が描いたこの絵がお茶の水女子大学附属図書館に寄贈されました。

20年経った後にもお礼の気持ちを忘れずにいてくださった紳士の心もさることながら、本学の教官にこのような芸術家がいらしたとは・・・

以上、いつの日にか多くの人々に注目されるのを待ちつつ保存庫に眠りつづけている秘宝のお話でした。
秘宝なので写真はお見せできません。あしからず